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1: 風水の基本
2: 沖縄サミット編
3: 風水の歴史
4: 地形からみる風水
5: 住宅の形から見る風水
6: 住環境
7: 土地の活かし方
8: 建物の配置と門・塀・アプローチ・玄関
9: 風水を取り入れた間取りプランの考え方
10: 住宅の配置と門・玄関
11: 台所(キッチン) 
12: 床の間  
13: 風水とトイレの話
14: 仏壇と神棚
15: 浴室と風水
16: 引越しと屋敷祈願
17: 吹き抜け
18: 部屋からの眺め
19: 鬼 門
風水とトイレのお話
1、トイレの位 置と蓄財運
 実際にいろいろな住宅を調査して来て「運が悪い。お金が貯まらない。」住宅というのが確かにあります。また、そういう住宅というのは確かにパターンがあるようです。その一つがトイレの位 置です。

(1) 住宅中央のトイレ
 運勢が悪い住宅に一番多く見られたケースです。住宅ローンが払えずに他人の手に渡ったり競売になったりしていました。自営業の場合には必ずといってよいほど事業に失敗していました。避けた方がよい間取りの典型です。
※改善法はリフォームしてトイレを他の場所に移すこと。

2)玄関とトイレとの関係

1.玄関を開けて正面 にトイレのドアがある住宅
 お金が入ってもすぐ出ていくというお金が貯まらない典型です。トイレのドアを開けてすぐに便器がある場合にはさらに良くありません。お金が出ていくだけでなく、体調を崩したり、事故にあったり、複数のトラブルを抱えている人が多かったです。  借金で家を手放すことになった人の住宅にも多く見られるパターンです。
※改善法はリフォームしてトイレを他の場所に移す。清潔にし消臭換気をよくする。盛塩や木炭を置く。観葉植物を置く。ラッキカラーを用いる。トイレのドアに反射する素材の飾りをつけるなど。

2.玄関横にトイレがある住宅
 トイレのドアが玄関から見えなければあまり問題は無いようです。ただし、トイレがあるために玄関が暗くなっている場合には、運勢が流れやすく「つきがない」と感じるようです。トイレのドアが玄関から見える場合、凶作用が強くなる傾向があります。
※改善法は清潔にし消臭換気をよくする。盛塩や木炭を置く。観葉植物を置く。ラッキカラーを用いるなど。

(3)家族の12支方位 のトイレ
 12支とは、子、丑、寅、卯・・・・戌、亥のことです。家の中心から見て家族の生れ年の12支方位 にトイレがあると、その人が事故に遭いやすかったり病気が長引く傾向があります。また、その人が家に居つかなくなり、朝帰りや家出をしたり、アパートを借りて家を出ていく傾向があります。
※改善法は清潔にし消臭換気をよくする。盛塩や木炭を置く。観葉植物を置く。ラッキカラーを用いるなど。また、去ろうとする者を無理に居させないこと。

(4)北東のトイレ

 何かとトラブルが多いようです。イライラしたり自立神経失調症や精神的な病気になりやすいようです。
※改善法は盛塩やお札、風水シールなどが効果 があるようです。この他には清潔にして消臭換気をよくする。盛塩や木炭を置く。観葉植物を置く。ラッキカラーを用いるなど。

【備考】
 風水では、住宅を人間の身体に例え、玄関が口、トイレはお尻に当たります。トイレが家の中心にあったり、玄関から真っ直ぐある住宅では、口から入った氣(生命エネルギー)や蓄財の運気が身体に留まることなく、すぐにお尻から出ていってしまう構造になっています。
 したがって、人が下痢をしている状態だと思って下さい。食べ物が栄養にならずに出ていくのでどんなに食べても太れないのです。やせ細って貧相になります。それと同じことが住宅でも起るようです。 「どんなにお金が入ってもすぐに出ていく」と感じる人は、まずトイレを調べてみましょう。

2、トイレの位置と病気

 お金が溜まらない家とトイレにはどこか関係があるというお話をしましたが、現場を調べて最も多いパターンはトイレと病気との関係です。
 その住宅に引越してから家族の誰かが体調が悪いとか病気がちという場合、まず、トイレの位 置と状態を調べて下さい。 体調が悪い=トイレが怪しいという公式は結構当たる確率が高いようです。 ここで、読者の皆さんが知りたいのは「トイレの何をチェックすれば良いか」ということですよね。

 次ぎにチェック項目を挙げますのでご自分の住宅を調べてみて下さい。
1)住宅の中心から観たトイレの方位
2)窓があるかどうか
3)ドブの臭いがあるかどうか
4)トイレのドアがどこを向いているか
5)汚れていないか
 この5つをチェックしてノートに書き出して下さい。

(1)方位

 方位を調べる上で最も注意すべき方位 は生れ年方位です。この場合二十四方位 がわかる方位盤が必要になります。 風水の専門家は羅盤(ローパン)と呼ばれる方位 盤を用いますが、買うと数万円しますし、使いこなすのが難しいと思います。そこで、プロを目指さない方は精度の良い方位 磁石を使って下さい。最近の風水ブームから文房具屋さんや日用雑貨の店でも、二十四方位 を入れた方位磁石が売られています。360度の目盛の入った登山やアウトドア用のオイル磁石でもOKです。
 方位磁石が用意できたら、住宅の中心からトイレの位 置を調べて下さい。 住宅の中心がわからない人はとりあえず真中だと思うところから図って下さい。 ただし、中心がずれると方位も違ってきますので後で厳密に中心を調べて下さい。 中心の出し方はほとんどの風水の本に載っていますのでそれを参考にして下さい。 12支方位は以下の通りです。
   子:352.6度〜 7.5度
   丑: 22.6度〜 37.5度
   寅: 52.6度〜 67.5度
   卯: 82.6度〜 97.5度
   辰:112.6度〜127.5度
   巳:142.6度〜157.5度
   午:172.6度〜187.5度
   未:202.6度〜217.5度
   申:232.6度〜247.5度
   酉:262.6度〜277.5度
   戌:292.6度〜307.5度
   亥:322.6度〜337.5度
 トイレの12支方位がわかったらノートに書きこんで下さい。

 次ぎに暦などで家族の干支を調べましょう。 トイレの12支方位 と家族の干支が同じになった場合には、家族の中でもその人が体調を崩しやすかったり、なにかにつけてトラブルが多くなる傾向があります。 また、早くにその住宅から出て行ったり、帰宅が遅くなる傾向があります。対応策としてはトイレの位 置を移すのがよく、無理なら清潔にすることです。 東、西、南、北、東南、南西、西北、北西の八方位 によるトイレの吉凶がよく本に書かれていますが、私が今まで調査したところでは、あまり当たっていないようです。
 ただし、北東の艮方位〜寅方位(37.6度〜67.5度の範囲)にあるトイレは表鬼門と呼ばれる方位 にあたり、何かしら問題が多いようです。  同じ表鬼門といわれていても、丑方位 のトイレはさほど問題が無いようです。表鬼門のトイレには、とにかく盛塩をして下さい。表鬼門方位 は霊的な方位のためか、経験上この方位 にはお塩がよく効くのです。  表鬼門=お塩 というふうに考えましょう。

(2)窓があるか
 窓がある場合には、そこから光と風を入れましょう。通 風換気が一番です。  窓が無いトイレは暗くて日光が当たらず、雑菌の繁殖しやすい環境です。また、浮遊霊が住みつきやすくなります。よく換気扇を回して汚れた空気や湿気を逃がし、清潔を心がけましょう。盛塩を置くと霊的な物を払う効果 があります。

(3)ドブの臭い
 ドブの臭いや動物の腐敗臭がしたら注意です。 汚水がうまく処理されていないかもしれません。パイプの汚れをきれいにする洗剤や有用微生物を流してみましょう。場合によっては下水管やマンホールが詰まったり溢れていないか、浄化槽が汚れていないか専門家に調べてもらうことも必要です。

(4)トイレのドアがどこを向いているか
 トイレのドアの向きについては「1、(2)」を参照して下さい。 玄関や寝室のドアに向かっていると体調を崩したり、金銭の損失に繋がります。

(5)汚れていないか
 トイレが汚れているとまずダメです。 「トイレを見ればその家がわかる」と言われるぐらいですから、とにかくトイレはきれいに掃除するように心がけて下さい。 上記の5つ全てがひっかかっている方は要注意です。 一つでも改善するようにして下さい。

3、トイレの歴史
 トイレの風水について書いたところ、読者からいろいろ問合せや反響がありました。トイレについていろいろ考えてみましょう。 4〜5千年前の人々の生活はどのようなものだったでしょうか。狩猟採集生活では、洞窟などに隠れ住んで山野を駆け巡っていたでしょうから用便はいつでも自由に気の向くままにあちこちでしていたことでしょう。  外敵に襲われては困りますから物陰に隠れて用を足していたことでしょうね。また、匂いがこもりますから、住居である洞窟の中ではしません。体調が悪い時や夜は近場で済ませていたことでしょう。
 やがて、農耕が始まり竪穴式住居を構えるようになっても、トイレを家の中には作りませんでした。遺跡の発掘により集落のどこかはずれに穴を掘って用を足していたことがわかっています。しかし、穴はやがて糞で一杯になりますから、それを埋めてまた別 の所に穴を掘ったようです。糞がいつまでも付近にあると悪臭がして蝿などがやってきます。  糞を処理する方法として水を利用したようです。川の近くに集落を作り、川下のほうに杭を打って板を渡し、川の上の板にまたがって間から用を足します。糞は川に落ちて流れていってしまいます。天然の水洗便所です。 風水が盛んだった中国福建省では、豚トイレが使われていたようです。豚小屋と一緒にトイレを作り、人間が糞をすると豚がそれを食べるという仕組みです。豚はやがて人間の食料となりました。また、豚の糞は堆肥として作物に与えます。完璧な循環型の生活が出来上がっていました。  沖縄にも今から約600年前に豚が福建省からもたらされ、豚トイレも一緒に使われていました。沖縄では豚便所のことを「ワーフール」とか「フール」と呼び、戦前まで使っているところもあったようです。

 日本の平安貴族社会では、住宅の中で用を足すようになりました。この時中国から渡って来たのが「おまる」だったようです。十二単を着て用を足すのは大変だったようで、侍女の手助けが必要でした。お姫様も用を足すときには、お尻は侍女に水で洗ってもらったようです。  どうしても臭いが出るので寝殿造りの屋敷の一部を屏風やついたてで区切って、用足し専用の場所が作られていたようです。この時代は匂いの出るものはすぐに屋敷の外に捨ててしまえるので、トイレの方位 などに関してはあまり問題がなかったのではないでしょうか。  
 やがて、戦国時代になって城が建つと、トイレが出来ましたが、お堀に垂れ流すものや大きな壷を埋めてそれを糞溜めにするものなどがありました。壷トイレが進化して住宅の中に汲み取り式のトイレが作られるようになったのではないでしょうか。畑の脇に人糞を醗酵させる肥溜めを作り、堆肥として野菜にかけました。  江戸時代には農家が人糞を汲み取らせてもらう代わりに、野菜などで御礼をしていたようです。
 住宅に汲み取りトイレを持ち込んだ時から、トイレの場所が大きな問題となりました。昔は外便所でしたので、井戸や台所から遠ざけることが重要でした。伝染病の感染など衛生上大きな問題が起るからです。  また、トイレを住宅の真中に置くと臭くて生活できません。自然にトイレは住宅の端に追いやられました。あるいは、住宅から張り出すように作られました。風向きや日の当たり方によって住宅に臭いが広がりにくい方位 を選びました。また、あまり表から目につきやすい所は避けました。  こうして、トイレの位置を決める時の条件として、
1、住宅の中心から遠い場所
2、住宅の裏側
3、住宅の端または張り出し
4、北(北西、北、北東)方位(ただし北東の丑寅方位 は避ける)
を考慮すると最も納まりが良いということになったようです。

4、トイレの神様
 トイレの話の延長として今回はトイレの神様について考えてみましょう。 沖縄で風水の仕事をしていると家の中や敷地によく神様が祭られています。トイレにも神様がいると言って拝む人もあります。 しかし、私は今まで千件以上調査してきて、トイレに神様がいるのを一度も見たことがありません。本当にトイレには神様がいるのでしょうか?

 もともと風水は自然の中に存在する氣のありかを探したり、氣の流れを読み取り、それを住宅や墓に導き入れて蓄えるということから始まったもので、科学的な観点から地形や環境を判断しました。昔は理論などよりも経験や氣を感じ取れる感性とか感覚の方が重要でした。 やがて、易学を元に何でも理屈理論で考える理気派が現れて、現在のように方位 を8等分、24等分、64等分して考えるようになりました。
 また、天体の動きを観察して一年を通 じて動かない星、すなわち、北極星を発見しそれを目印として移動や航海をしたでしょう。磁石がまだ発見されていない時代の人にとって方位 を知る方法は、太陽の昇るところと沈むところ、星の位 置を観察することだったように思われます。冬至、春分、夏至、秋分などの太陽の昇る方位 を基準にした古代遺跡はよくみられます。  太陽、月、星を観察することで季節を知るのにも役立ったことでしょう。農耕が進めば風水害を避けて種まきや収穫の時期を決めたでしょうから、食べていくために、生きていくために必用だった知恵がやがて暦となり、耕作地や住宅地を決める風水知識となっていったと思われます。
 古代では自然の力が人間の力よりもはるかに大きかったため、自然という大きな存在を神として崇め、自分たちの村に災害をもたらさないように祈ったに違いありません。 お金が存在しない時代に最も大切だったものは水と食物です。水と食物が無ければ生きていけませんでしたから、水の湧くところや調理する竈を神聖な場所と考え、神様を祭りました。 畑も食物をもたらす場所ですから、種をまくときや収穫する時には神様に祈願しました。こうして、豊作を願って自然の恵みに感謝するところから神観が生じたのではないでしょうか。昔の人がイメージした神様は人格神ではなく自然そのものだったでしょう。

 やっと、本題に入りますが「トイレに神様がいる」と言い出したのは一体いつからでどういう理由から始まったのでしょうか?  実はこれがなかなかはっきりしないようです。今でも地方によってはトイレの神様をお祭りしているかもしれませんが、何故トイレを拝むのか見当もつかないことでしょう。  沖縄や中国ではトイレの起源が豚トイレでしたから、ここにヒントがありそうです。 昔沖縄では、他所の家を訪ねる時、一応ごめん下さいと言ってから、便所のある豚小屋まで行って豚の様子を窺い、「いい豚を飼っていますね」、「いい屋敷ですね」と褒める風習があったようです。  また、夜外出して幽霊や魔物に出会ったり、驚いて帰ったときには家に入る前に豚トイレに行って、豚をおこしてグーグー鳴かせて魔物を払い、それから家に上がったようです。
 さらに、沖縄では驚いたり、恐怖に怯えるとマブイ(魂)が落ちると言います。それで、元気が無くなったり医者に行っても病気がなかなか良くならないとマブイを拾ってきてマブイを込める儀式を行います。これをマブイグミと言うのですが、マブイを落とした場所がわからないとマブイを拾いに行けないので、その場合にはトイレで便所神を拝んでマブイグミをしたようです。 豚トイレの神様を拝む時には、「疫病もなく大きな豚になるように守って下さい。」と祈ったようですから、食料となる豚が死ぬ ことや疫病が流行ることを恐れた昔の人たちが、そういう凶事に遭わないように神様を祭ったのではないでしょうか。

 また、「神様を祭ることで豚便所を不潔にしなくなる」という現実的なこともあったでしょう。
 金城朝永氏は、「口碑によると、二百余年前に蔡温が島民の敬神深い心理を利用して、厠、井戸、屋敷の四隅などには各々神がおわしますから常にこれを清めねばならぬ と教え、自ら礼服を着して拝したにはじまると伝えているに過ぎない。」と書いています。 結局、疫病などの災厄から守られるために、また便所を汚さないように考えて便所の神様が祭られるようになったようです。  
 
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